学習難易度☆☆☆ 疑問文のイントネーション(PART1)

前回の投稿では、皆さんが間違えやすい英語表現について投稿させていただきました。今回はその第2弾として、疑問文のイントネーションについてお伝えします。

英語の疑問文は、語尾を全部上げるべきと思っていませんか? でも、語尾を下げるのが英語では基本です。YesNoで答えられる疑問文も、WhatやWhereなど疑問詞を使う疑問文でも、ほとんどの場合で語尾を下げます。

語尾を上げてしまうと、英語の自然なイントネーションとは違うため、意図が正確に伝わりにくくなったり、聞き手に不自然な印象を与えたりする原因となることがあります。英語におけるイントネーションは、話し手の感情、コミュニケーションの正確さ、そして意図を伝える上で重要な役割を持っています。イントネーション次第では、同じフレーズでも意味や印象が大きく変わることがあります。例えば、肯定文のイントネーションを疑問文のように変えるだけで、質問の意味を持たせることができます。間違ったイントネーションは、意図しない感情になってしまったり、聞き手に誤解を与えたりする可能性があるため、十分に注意する必要があります。今回は、このイントネーションについて深くお伝えいたします。

 

Part1: 疑問文でのイントネーションの基本ルール

Wh疑問文
What, Where, When, Why, Who, How のような疑問詞で始まる疑問文は、特定の情報を求める際に使われます。これらの疑問文では、文の語尾を下げて発音するのが基本です 。これは、話し手が未確定の情報を尋ねていて、例えば、Where is the park? (公園はどこですか?)やWhat do you do for a living? (お仕事は何をされていますか?)などです。

YesNo疑問文
一方、YesまたはNoで答えられる疑問文は、語尾を上げて発音することもあります。例えば、Are you tired? (疲れてる?) やAre you from Toyohashi? (豊橋出身ですか?)などです。
しかし、YesNo疑問文においても、語尾を下げて発音するケースが多く存在します。単に確認を求める、もしくは話し手が既に答えを知っている場合に、下降調を使うことがあります。

 

<YesNoの文で語尾の上げ下げによるニュアンスの違い (Are you tired?の場合)>
語尾を上げる場合(上昇調)
• 驚き: 相手が疲れているとは予想していなかったけど、そう見えるので驚いて再確認するニュアンスです。え、疲れてるの!?といった感じです。
• 心配や気遣い: 相手の様子を見て、疲れているのかな?いう気持ちが込められます。
• カジュアル: 親しい間柄で、気軽に「疲れてる?」と尋ねる時に使われます。
• 聞き返し: 相手の言ったことが信じられない、もしくは聞き取れなかった場合に、「疲れてるって言った?」のように返す時にも使われます。
上昇調は、新しい情報に対する問いかけや、相手からの反応を期待する際に使われます。

語尾を下げる場合(下降調)
• 一般的な質問: 単純に相手が疲れているかどうかを知りたい時です。
• 推測: 相手の様子から疲れているとある程度分かっていて、その推測を確認するようなニュアンスです。
• フォーマル: 親しい間柄でなくても使える、より畏まった表現です。
下降調は、事実を尋ねる時、もしくは既に分かっている情報について確認する時に使われます。

 

簡単にまとめると、語尾を上げる場合は驚きや心配といった感情的な要素に多く、語尾を下げる場合は事実確認といった客観的な要素になります。私達日本人がどちらかで迷った際は、基本的には語尾を下げることを意識してみてください。ほとんどの場合には下降調で、上昇調は限られた場合にしか使われないからです。次回のPart2では、実際に語尾を上げる時はどんなフレーズやシチュエーションなのかにフォーカスしてお伝えいたします。

2025年07月14日