学習難易度☆☆ 英語の豆知識: 受動態を捉える時に効果的なby zombies学習法

英語圏で受動態を学ぶ時、by zombiesというユニークな学習方法を聞いたことがありますか?あまり馴染みがないと思いますが、実はこれ、シンプルかつ極めて分かりやすい方法として世界中の英語教育現場で使用されています。受動態の基本的な形は、beの助動詞&過去分詞ですが、この文法構造を見ただけでは受動態の概念を掴みにくい人も少なくありません。特に、英語学習の初期段階のこどもや、英語を母国語としない人達 (ESL/EFL)に使われます。

まず、なぜゾンビなの?
たくさんある英単語の中から、あえてゾンビが選ばれるのにはそれなりの理由があります。
・知名度とイメージのしやすさ:ゾンビは、ドラマ、映画やゲーム (海外ドラマのThe Walking Deadなど) を通して、国境を越えて広く知られています。そのため、それぞれの国の文化を関係なしに、ゾンビという単語を聞いた瞬間に、不気味だけど何かする存在というイメージができます。
・能動的な動作主体なゾンビ:ゾンビは常に何かを食べる、もしくは何かを壊すといった具体的な動作を行っていますよね。受動態の〜されるという表現に対して、ゾンビが動作を行う側というイメージがしやすいからです。
・記憶に残りやすいインパクト:少し不気味でユニークなゾンビという言葉は、記憶に強く残り、文法ルールを退屈なものにせず、むしろ興味を引き出す効果を持っています。

学習の初期段階における重要性
このby zombiesは、英語学習の初期段階において、とても効果的な学習方法です。
・直感的な理解:文法ルールよりも具体例が学習の手助けになる段階では、ゾンビによって、〜されるという具体例は、ユーモアかつ視覚的に、主語が動作の受け手であるという受動態の本質を捉えるサポートとなります。例えば、The banana was eaten. (バナナは食べられた)という文に、by zombiesを加えることで、The banana was eaten by zombies. (バナナはゾンビに食べられた)は、主語の動作が明確になり文の構造がより捉えやすくなります。
・by以降の強調:受動態では、誰がその動作を行ったか不明な場合、もしくは重要でない場合に、その部分が省略されることがよくあります。しかし、実際には常に何かしらその動作を行った人が存在します。by zombiesを使うことで、普段は省かれがちなその存在を認識させて、受動態が誰か(何か)によって〜される構造であることを深く理解できます。
・文法確認:beの助動詞&過去分詞の形を見ても、それが受動態であるという認識がまだ曖昧な場合、by zombiesを付け加えてみて意味が通じるかどうかを試してみてください。それで受動態であるかの確認が可能です。これは、文法的に正しいかどうかを判断する力を養うことにも繋がります。
英語学習を深めて、受動態の構造及びニュアンスを完全に理解できるようになれば、このby zombiesでの考えは必要なくなります。しかし、初期段階では、by zombiesは受動態という文法ルールをより直感的に理解するための方法として、世界中の英語教育現場で広く認識されて使われているのです。

今回は受動態の導入としての豆知識になりましたが、次回は日本語には馴染みがない受動態の神髄をテーマに、より掘り下げてお伝えいたします。

2025年07月18日