学習難易度☆☆ veryとreallyの違い

veryとreallyの違い
皆さんは、これら2つの英単語の違いをご存知でしょうか?veryはとても、reallyは本当に、と答えられる方は多いと思いますが、それだと本質的にはどちらも同じですよね。今回は、日本語の意味ではなく、英単語本来の持つニュアンスにフォーカスしてお伝えいたします。

結論として、veryとreallyはどちらも強調の意味合いでは同じです。veryが客観的で、reallyが主観的というのが大きな違いです。

very
・客観的な事実がある上での強調
・形容詞や副詞を修飾し、程度や度合いを強調する
・文語的でフォーマルな文章でもよく使われる
※動詞を修飾することができない(例: I very like cats.は間違い)
例文:
This film is very interesting. (この映画はとても面白い。)
客観的に見ても、この映画が面白いという事実の強調です。
Emma speaks French very fluently. (エマはとても流暢にフランス語を話します。)
客観的に見ても、エマのフランス語が流暢ということを強調しています。
The English class was very long. (その英語の授業はとても長かった。)
英語授業の時間という客観的な事実の強調です。

really
・個人的な意見や驚きなど、主観的で感情に基づいた強調
・状況が実際にそうであるという真実性の強調
・口語的でカジュアルな言い回し
※形容詞、副詞、そして動詞を修飾することができる
例文:
I really enjoyed the musical. (ミュージカルはとても楽しかった。)
話し手の個人的な楽しい感情を強く表現しています。
She really is a talented singer-songwriter. (彼女はとても才能のあるシンガーソングライターです。)
話し手がそのシンガーソングライターに感銘を受けている主観的な思い、もしくはその才能自体が間違いないという真実性の強調です。
This scone is really nice! (このスコーンは本当に美味しい。)
個人的な味覚を元にした強い意見を表現しています。

また、veryですが、動詞を直接修飾できないので、動詞の強調に使いたい場合はvery muchを文末に置きます。
例: I like The Beatles very much. (ビートルズがとても好きです。)

その一方でreally muchという表現は使いません。really自体が、動詞を修飾できるからです。
例: I really like The Beatles. (ビートルズがとても好きです。)
このように、muchを付けなくてもreallyだけで動詞を強調する役割を果たせるため、really muchという表現は非常に不自然になります。

veryとreallyは、一見すると日本語の意味が同じため、どちらでも使えるような気がしますが、実際にはニュアンスが大きく異なるので注意が必要です。英語にはこのような違いが多く存在しているので常に意識することが大切です。日本語で同じ意味のものはほぼ全てと思ってください。また、違いを捉えた方がその分語彙も増えて、互いの単語間の距離感やニュアンスの違いも同時におさえることができるため、むしろ語彙力強化の面でも効果的です。

2025年08月02日